Note263 量子力学と超光速について

この事で時より議論があるのだがいつも疑問に感じる事がある。

結論から言えば量子力学においては「超光速」はことさら不思議では無いはずだ。

さて、よく引き合いに出されるのはアインシュタインポドルスキー、ローゼンの論文に端を発する、
今日EPRパラドックスとよばれる矛盾だろう。

超光速に絡む要点は波束の収縮の影響は光速を超えないと仮定する事で矛盾が生じるというものだ。
しかし、一旦波束の収縮の影響が光速を超えて伝達するとなれば相対論が示すように超光速の相互作用は
因果律を破ってしまう。

何が言いたいかと言うとそもそも量子力学自体が超光速を禁止していないよね。という点だ。

もちろんこれが場の量子論となると話は変わってくる。

ちょっと意味不明な事を述べているがもっと分かりやすく例を挙げて言えば
ニュートン力学は超光速を許している」「これは矛盾だ」
という議論と同じじゃないの?
と言いたいのだ。

つまり、この議論と何処が違うのかをちゃんと示し、理解したうえで
波束の収縮が超光速かどうかという議論は大いに意味がある。
と思うのだが、、、。