2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Note54 ヒッグス機構入門

有名なマンガらしい。 引用 David Miller, University College, Londonのアイデア [ http://blogs.yahoo.co.jp/cat_falcon/16875442.html ※ヒッグス探し] 大域的ゲージ変換が自発的に破れて粒子が質量を獲得したがその代償として質量を持たない粒子、南部・…

花火の季節

海が近かいので花火大会があると良く見えます。子供のころは出かけていって見ていた時期もあったが人ごみに嫌気が差してもう長い事間近では見ていないです。 少年のころ、友達と遊びすぎたせいで既に終わってから行った事がある。 もう殆どが帰途に着き残っ…

Note53 ゴールドストーン(Goldstone)の定理

前回分かったのは大域的ゲージ変換対称性が自発的に破れて粒子ηが質量を獲得して粒子ρの質量が零になった。厳密な対称性を持っていたが低エネルギーでは対称性の破れた真空が選ばれるという南部のアイデアは魅力的なのだが、その代償として質量を持たない粒…

電車から見える風景は青々とした稲、田園風景が続く。「あーやっぱりど田舎だな」と感じる。 眺めていると、ふと、休みの日に途中下車でもしてあぜ道を歩いて新鮮な空気をすってみたいななんて気になる。 本当に緑一色の絨毯といった感じだ。 どうして緑なん…

Note52 自発的対称性の破れ

自発的に対称性が破れるというのは一体どういう意味なのか? 場の量子論でよく使われるモデルとして次のようなラグランジアン密度を考えてみる。 このモデルでは素粒子φを含んでいる。λはポテンシャルのパラメータ。さらにこのラグランジアン密度は位相変換…

恋はデジャ・ブ

「恋はデジャ・ブ」という小説があったと思う。かなり古い話だけどかすかな記憶がある。 実際は人から聞いたのか本当に読んだのか記憶が定かでは無いけど、確か、、 何度も同じ一日を繰り返すという男の喜劇だったような、、、 何かをしているとき「あれっ!…

愉快な病人たち(2)

筒井康孝(「時をかける少女」の作者)のエッセーか何かに精神病の病人の話が書かれていたのを思い出した。たしか、体験入院したという話だったと思う。 体験入院といっても結構なハードルもあるようで基本的人権の一部を拘束するので知事の許可が要るとか。…

Note51 質量項(光子の質量とゲージ不変性)

ディラック(Dirac)方程式のラグランジアン密度は「場の量子論 中西襄著」p75によれば これをU(1)局所ゲージ変換に対して不変にしたい。そのためには微分を共変微分に置き換える。 という置き換えと局所ゲージ変換で場Aを仮定して次のように変換するのだとい…

愉快な病人たち

電車内の愉快な人たちについてはこれまでも何度か書いたけど今日もまた真打登場。 私の横に座ったおじさんが凄かった。 電車が動き出すとおもむろにコンビニ弁当を広げてむしゃむしゃと食い始めた。 まあ、この程度ならたまに居るので我慢できない事も無い。…

勉強会

今日は会社で勉強会を開催。ルビーに関して。 思いのほか長くなったが特に用事も無いので帰宅しようと思ったが。。。 それは突然やってきた。どうしてもトイレに行きたくなった。 会社を出た後なので思い当たる場所へ。 「あーなんてこった」もう誰か入って…

Note50 ポアンカレ代数(Poincare Algebra)関係(4)

今日はポアンカレ代数関係の3番目の関係式 を確かめてみます。高次の無限小は捨てるが異なる因子(無限小パラメータ)の積での2次の無限小は残しておく。先日は後半でトリックを使ってしまったので今日も使ってしまいます。 少しは物理的意味を垣間見る事…

小数点付きの生き方

昔、私が超ヘコんでいた時、先輩はこう言った。 「cat_falcon!!、 だから良いんじゃ無いか!!」 「あー人生は面白いっ!!、こんな事もあるんだ」「これは人生ゲームだ」「そう思え」 と。今では彼に染まってしまった私だ。私は理解できた。 しかし、この事…

Note49 ポアンカレ代数(Poincare Algebra)関係(3)

今日はポアンカレ代数関係の2番目の関係式 を確かめてみます。まず、次式を計算しておきます。2次以上の無限小の項は捨てる。 途中でどうしたら良いのか迷ったので後半はインチキをする。 インチキというのは結果をしっているからその結果から逆を突く(天…

一本のロープ

がけが崩れて中ずりになる。 一本のロープが辛うじて二人の命を救った。一番下が私だ。 救助が来るまでロープが持ちこたえるか、、、 こういったギリギリの状態を考えたとき自分はどういう行動を取るのか? その前に人として(あくまで架空の想定としても)…

Note48 ポアンカレ代数(Poincare Algebra)関係(2)

今日はポアンカレ代数関係の最初の関係式 を確かめてみます。先日の戦略で計算してみる。まず、次式を計算しておきます。3次以上の無限小の項は捨てる。 意外とあっさりだった。残りはまた後日ということで。

核廃絶、平和利用?

1945年8月6日、約60kg、たった60kgのウラン235が一瞬にして14万人を死に至らしめた。 遠い過去の話? 先日、国は原爆の放射線が原因で「がん」などにかかった被爆者のうち、治療が必要な人を「原爆症」と認定した。まだまだ終わっていないのが現実だ…

Note47 ポアンカレ代数(Poincare Algebra)関係(1)

Λはローレンツ変換、aを時空並進としたときポアンカレ変換 と書けました。この時、次の関係が分かります。 さて、時空並進・生成子P、ローレンツ変換・生成子M からポアンカレ変換は無限小時空並進量をa、無限小ローレンツ変換Λの無限小パラメータをεとして …

少年よ、大志を抱け

少年よ、大志を抱けという言葉はご存知、明治時代にクラーク博士が残した名言ですね。 クラーク博士が現在にいたら何と嘆くでしょうか。 問題を起こす若者、彼らが目指すものは何なのか?何がしたいのか? 「少年よ、大志を抱け」には実は続きがある。 若者…

青い目の人形

これも野口雨情の作詞です。「青い目をしたお人形は、、、」という詩ですね。 野口雨情といえば以前紹介したというか有名な「シャボン玉」「しゃぼん玉飛んだ、屋根まで飛んだ・・」 生まれて間もなく他界した娘の儚い命を歌ったもので親の心を綴った悲しい…

Note46 無限小ローレンツ変換の保存カレント

先日の準備に基づいてローレンツ変換における保存カレントを求めてみようと思います。 無限小ローレンツ変換でラグランジアン密度が不変 であることをを仮定すると、やはりネーターの定理からネーターカレントが存在するはずだ。なので時空並進でやったのと…

中国新疆ハナス湖

まもなく北京でオリンピックですね。中国は神秘で不思議な国です。 さて、ハナス湖は中国の新疆にある人里はなれた湖でそこには巨大な淡水魚が生息しているとされている。実際に学術調査隊が現地調査をしたが全容解明には至らなかった(ようだ)。 現地の学…

Note45 場の無限小変換(無限小ローレンツ変換)

今日は場の無限小変換(無限小ローレンツ変換)がどうなるのかをサクッと見てみることにします。 で、ベクトル場の無限小(ローレンツ)変換は となります。それでこれは技巧的な書き方があって と書くことが出来る。敢えてこう書いてしまう所がミソだ。ディ…

マイナス思考の凶荒

残念だ、本当に。 「どうして?」と思ってしまいます。 ようやく事件の背景が見えてきているようだ。 報道番組から見えてくるのはかなりのマイナス思考のようだ。 少なからず人は誰でもその傾向はある。全く無いのはむしろ異常だろう。 そうやって凹む事で反…

Note44 エネルギー・運動量テンソル

今日は「場の量子論」中西襄 p297の行間を埋めてみる。というか逆の事をやってみます。 まず、時空並進の無限小変換でラグランジアン密度が不変 であることをを仮定すると、ネーターの定理からネーターカレントが存在するはずです。 これは以前勉強したので…

文明との接触

5月31のニュースで流れたので知っている方も居ると思いますが、ペルー国境に近いアマゾン川流域で未知の部族とみられる人々の姿が空撮された。上空を通過する航空機に弓矢で攻撃しようとしてたという。ロイター通信によれば世界には未だ文明との接触を持たな…

また英雄本色

どうしても見たくなったので電車で一駅のレンタル屋に行って借りてきた。 日本では「男たちの挽歌」というタイトル。監督はジョン・ウー 以前にも書いたけど私のお気に入り映画だ。 友情と信頼を前面に出した映画だ。時々見たくなってしまう。 ホーとマーク…

Note43 Heisenberg(ハイゼンベルグ)方程式

今日は少しだけ。 Note41 量子力学の対称性と保存則 の途中で気が付いていたのですがその点を少し補足。生成子A(エルミート演算子)とハミルトニアンが可換なら でした。一般の生成子A(エルミート演算子)とハミルトニアンの場合は可換とは限らないはずで…

奇妙な事(共感覚)

共感覚という知覚を持った人が居る。 共感覚というのは文字や音等に色がついて見えるという感覚。 こういった感覚を持った人が世の中には存在している事は古くから知られているが精神的な病気の一種とされてきた経緯がある。あるいは変わり者、変人、嘘つき…

誰だってそうさ?

強盗、ひったくり、やってはいけない。 理性があるからさ。 誰だって楽してお金が手に入るなら、悪い事だってやって良いって事になれば誰だってやるさ。 「やって良いって事になれば誰だってやるさ」? 周りで「確かにそうだよな」って同意してる。 漠然と聞…

Note42 対称性と保存量と無限小変換生成子

素粒子をx軸に沿って無限小εだけ移動した無限小空間並進を考えてみる。 これは座標系を移動したのだから-εだけ座標系を移動すれば素粒子をx軸に沿ってaだけ移動した無限小空間並進となる。つまり、 それで量子力学ではx方向の運動量は次の演算子でした。 …