2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Memo61 電子電子散乱(1)

前回書いたようFeynman図に頼らずに計算する必要が出てきましたので、、、。 2次のオーダーのS行列の計算結果は「場の量子論 中西襄著」に載っていますが行間は一切無く結果のみで電子電子散乱では2個のFeynman図が出てきます。電子電子散乱(Mφller散乱)・項…

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Memo60 コンプトン散乱

ようやくFeynman規則までたどり着きました。そこで今までの計算(2次のオーダーですが) 第43話~第49話 を振り返って(大変でしたけど)これらをFeynman規則でやり直してみようと思います。 さて、今日は第52話~第50話でやった「コンプトン散乱・項」、 …

Memo59 Feynman規則で遊ぶ

今日は前回までの集大成です。(長く辛い計算が続きましたが、、、) さて、これまで導いたFeynman規則を使って一通りの手順をやってみましょう。演習として「場の量子論 中西襄著p178」のFeynamn図の計算です。これはもう殆ど(まさに)遊びです。 答えは …

Memo58 4次元運動量保存とFeynman規則

Feynman図は物理法則に従ったものでなければなりません。無節操に図を描いても全く無意味です。これまでの話から既にデルタ関数因子が運動量保存に関係して出てくる事は分かっています。改めて規則として書く必要は無いかも知れませんがこれもfeynman規則と…

闇の林に、、、

ちょっと状況を変えてみました。

Memo57 内線ループ(Feynman diagram)

前回もう一つ大事な規則が必要だと書きました。それは、光子の自己エネルギー・項で出てきた式です。 この式から分かるFenman図は次のようになることが見て取れますね。 プロパゲータ(伝播関数)が内線に対応してN積の部分が外線に対応していた訳ですから式…

漆黒の闇にも、、、

自己採点は40点かな。 レタッチと合成でやりましたが光源と陰影をそれらしく合わせるのがちょっと手こずったけど20分ほどで一応完成です。 ※lovecatroserockさんのリクエストに応えてみました。

Memo56 頂点(Feynman diagram)

feynman図では頂点には次の因子が対応します。 添え字μ、νの意味(対応関係)は明らかでしょう。例えば、 コンプトン散乱項の1部分を見てみると、 この図に配置した式は内向きの外線から初めて(右から並べて)いくとちょうど間にγが挟み込まれて、 となっ…

漆黒の闇2

芝を生やしてみた。

漆黒の闇

、、、

Memo55 内線と伝播関数と仮想粒子

内外線とは頂点が両側にある線でした。内線に相当する部分はWickの縮約部分 が対応することも書きましたが、例えば、これはコンプトン散乱項で計算したとき伝播関数として、 として置いていた部分です。 と置くと、(これをfeynman伝播関数と言います)。 具…