観測問題の問題だ

今日はちょっとバテている。
景観のCGをちょっと作って先日の計算の続きをやろうと思ったが気合がどうも入らない。
結局、計算の最終結果は「場の量子論」に書いてあるけど計算の道中は暗中模索で、不安この上ない。
最終的には同じ結果に辿りつく事で正しいかどうか分かるはず。

本当は先日の結果をWickの定理で展開するとこまでやろうと思ってましたが気分が乗りません。どうやら面白みが無いからなんでしょうね。



さて、先日、友人から量子力学観測問題について質問を受けた。どうやらこのドシロートがちょとした専門家扱いされて困ってしまう。興味があるんだったら自分で勉強しろ!!と言いたいけど。
だた、彼も言って見ればドシロートで、何故か「量子力学観測問題」というフレーズは知っていたのはちょっと驚きである。最近は相対性理論並みに(知名度は)ある程度メジャーなようです。

さて、なんて答えてあげようか?と思ったんですが正直言って困った。そもそも深く考えた事も無い訳で、結局、彼には
「シロートがやる問題じゃない」
といって軽く流してしまった。しかし、なぜ?なぜ?。。。である。

何が問題なのか?
少し整理して考えてみると(多分ですが)問題点が明確になった(気がする???)。
量子力学によれば物理的な状態ψは重ね合わせの状態にある。つまり、
ψ=ψ1+ψ2
これが観測(邪魔)された段階ではこの重ね合わせは消失してψ1かψ2だけになる。ここまで良いとして、例えばψ1が観測されたとすると問題は

ψ=ψ1+ψ2からψ=ψ1に移行する過程

で、波束の収束という瞬時の遷移が起きてる。もっともこの遷移は物理過程ではないとされるのだが、まあこれが「観測問題」とも言える。しかし本当の問題は(もしかして)量子力学をどういじっても量子力学の範疇で

ψ=ψ1+ψ2からψ=ψ1への移行

を記述する術が無い事なのでは無いだろうかと。つまり、なぜ?なぜ?。。。という問いの果てには

数学的な「ψ=ψ1+ψ2からψ=ψ1への移行」を記述が抜けている。

という事?と等と今は感じている。
そうだとするとやはり「シロートがやる問題じゃない」という私の回答は正しかったのかも知れない。