インフルエンザ

インフルエンザが途轍もなく流行っている。
フロアの端から次々と倒れていく。
数日前はあの人、今日はあの人、、、不気味に席の隣、向かい、隣と、、、
不気味だ。

既に私の直ぐ後ろの一つ横。今日ダウンしてました。


順当に感染していれば私の発病は木曜日か金曜日だろう。
来週の火曜日あたりまで平気ならやり過ごしたかもしれない。過信は出来ないが。

しかし、以前大流行した時、何故か私だけピンピンしていた。
やはり過信は禁物だ。


さて、インフルエンザは細菌のような病原菌では無い。
はっきり言ってマスクなど目の大きい網のようなもので殆ど無抵抗にすり抜けるほど小さい。
しかも手洗いうがいをしても感染する。
なぜならインフルエンザ・ウィルスは粘膜、つまり鼻の中、口腔内に着地すると僅か数十秒で体内に入り込む。潜伏期間はせいぜい2~3日だ。あっという間に増殖する。これが高熱の原因になる。


ここで多くの人が勘違いしているのはウィルスが増殖すると思っている事だ。

実際はウィルスを増殖させているのは私たちの生きた細胞なのだ。
さらに、ウィルスはそこら辺の石ころと大差ない。生物では無いとも言える。
なぜなら、自己増殖しないからだ。
ウィルスが増殖できる唯一のトリックが生きた細胞の助けなのだ。


ではマスクや手洗い、うがいは無駄なのか?
答えはNoだ。

超微小のインフルエンザ・ウィルスは人体から放たれる唾液等に含まれてそれらが飛散する時に移動してくる。その場合はそれらの唾液の蒸気はマスクによって飛散を防げるし、手洗いやうがいで落とす事が出来る。だた、微細な唾液の飛散は目に見えない。
時には半径10m以上に渡って拡散する。これには大気の乾燥状態が大きく関係している。
つまり、湿度が高いと失速してたちどころに落下してしまうからだ。

こういった経緯でマスク、手洗い、うがい、湿度 は重要なのだ。
ちゃんと理由があるんです。