空虚な気分

月日がたつのは早いものだ。
気持ちの整理もついてい落ち着いた感じがするが何気ない事でふと思い出してしまう。
夕方には台所で物音がしてお風呂場のお湯を出したり忙しそうに動いている姿はもう無い。
これだけ物音が無い事がこんなに空虚な気持ちになるとは思っても居なかった。
下らない冗談を言う相手も居ない。
一旦、こうなるととてつもなく悲しくて辛い。
後悔の気持ちがひしひしと押し寄せてきてしまう。
「親孝行」
私は何もしなかった。
親が生きている事自体は当然で当たり前で、、、。
死んでも言葉が交わせるんじゃないかとでも思っていたんだろうか。

どうにもならない気分を女房の声を聞いて自分を取り戻す今日だった。