思い出は心に仕舞って
小高い丘にある新築のマンションに引越しが終わった。
全てを捨てて。
古いタンスや食器棚は古くても思いでもあったが捨てた。
いつまでも思っていても仕方が無い。
ただ、なんとなくとても辛い気持ちになったがそれは一過性の事だと何度も打ち消すように気持ちを維持した。
今は女房の事だけを考えていれば良いわけだし、これからだってそうだ。
まだ、荷物が散らばっているが何処に何を置くのかわ女房の好きにさせている。
それが良い。
楽しんでくれればそれで良い。
なによりこの鍵をもらってマンションを見たとき女房は「わぁー幸せ!!」と言っていた。
この言葉は私にとっては最高の言葉だし、それが幸せっていうものだ。