自分が生きている事が罪なのか

先日は凹みまくってしまった。女房には心配をかけてしまったし申し訳なかった思っている。
しかし、どうやっても親不孝だった自分が嫌になってこの罪をどうやったら許されるのか分からなくなり頭が混乱してしまった。
 
きっかけはいくつかあるがそれが母が死の宣告を告げられたあの日からちょうど1年目だったということ。
なぜか「戦場のピアニスト」を見てしまった事。
 
映画「戦場のピアニスト」はカンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞した映画でもあるし、TV放映で最後の方だけを見て良い映画だったと思っていたのでGyaoでやっていたので最初から見てしまった。

戦場のピアニスト」はポーランド侵攻を背景にしている事が分かったのだがドイツ軍のポーランド侵攻における市民への目を覆いたくなる横暴が見ていて辛かった。食糧不足による飢え、人種差別、暴力、殺人、、
 
しかし、もっとも辛かったのは、、、こんな場面だ。
お婆さんが配給食料を大切に持ち帰ろうとしている所に飢えた男がそれを奪い取ろうとして強引に食料を奪おうとするがそれは無常にも地面にこぼれてしまう。男は地面に這いつくばってその食料をすする。
お婆さんはそれを諦めて泣きながら何も言わず帰っていく。
 
なんか親不孝な自分はもしかしたら酷いことをしていたのかも知れないと、、、
なんとなくその男と自分をダブらせてしまった。
先日のお米の件もそうだ。
自分は最低だ。そう思っていたら「自分は人を不幸にするために生きているのか?」
「それなら生きていても意味が無い」等とどんどん深みにはまって辛くなってしまった。

ポーランド侵攻は1939年9月1日にドイツ軍、ソ連軍がポーランド領内に侵攻した事件だが戦闘中や戦闘後に犠牲になった市民が多かった事でも知られている。
実際、侵攻開始直後からドイツ空軍は民間人や避難民の生命財産を奪っていた。
それも戦闘での犠牲では無く国防軍と親衛隊は何万人ものポーランド人捕虜と民間人に対する大量虐殺を犯したとされている。この点は映画「戦場のピアニスト」でも描かれている。