ドラゴンタトゥーの女

小説を読みましたがあっと言う間に上下を読んでしまいました。
つまり、推理ミステリー小説ですが読みはじめたらとまらない状態になってしまう小説でした。
ただ、衝撃の結末はあまりにも衝撃で私は数日間はちょっと気分が悪くなったのです。

 それでも読んでいてグイグイと引き込まれるのは推理ミステリーとしては素晴らしい作品だと思う。そうだけど結末は、、、
なので映画でそういう描写というか内容は表現されるんだろうか、、そう思うと観たくない。

それでも小説は面白い。



ストーリーの本筋は「ハリエット・ヴァンゲル失踪事件」。
年老いてしまったヘンリックが36年も調査したがなんら進展をみず悩まされ続けている。
そして、36年の調査で行き着いた結論は一族の誰かが少女ハリエットを殺したのだと。
しかし、誰がどうやって殺害したのか?とうとう解けずにいた。
 
雑誌『ミレニアム』の発行責任者のミカエルがヘンリックの依頼で再調査を行う。
 
小説では幾つかの謎がありその謎解きが非常に面白いし興味をそそる。
読んでいて全ての謎を解き犯人がわかる人は居ないだろう。
 
事件当日(ハリエットが失踪した当日
(1)島と本土を結ぶ橋で大きな事故が発生し、橋は約1日間不通状態であった。
(2)島中を捜索したが、ハリエットもその遺体も見つかることはなかった。
(3)事故という事件のため多くの写真が残っていた。
その写真には失踪したハリエットの姿が写り込んだ写真もあるがこれといった情報は無い
 
奇妙な写真
ある時間を置いて偶然移ったハリエットの部屋の窓。
1枚は窓が閉まっているがもう一枚は窓が開いている。
 
メモの謎
イニシャルと電話番号


ミカエルは事件を追い続けたヘンリックや警察の誰一人として気が付かなかった重要な糸口を見つける。それはこれといった情報は無い写真だった。しかしミカエルが感じた違和感
 
ハリエットが写った写真
(1)周囲の人々と明らかにハリエットの様子が違う。
(2)何かを見ているその視線の先には何が、、、
 
これらの謎(ピース)が次々とつながって一つの巨大な絵になっていく。
※ここまでは本当に猛烈な勢いで読んでしまいたくなる展開なのだが。。。
そしてまったく無関係と思われていた誰もが関連に気が付かなかった恐ろしい繋がりと成っていく。この衝撃は少なくとも日本人には書けないような気持ちの悪い+恐ろしい内容だろう。
まぁ、読みたくなった人はそういう覚悟で読んでもらいたい。