白黒写真のカラー化

理論的に不可能

TV等で自動的に白黒カラー化が可能になったような放送を見たという人も多いよで私も凄い技術だと思った。しかし、良く考えると不可能な話だ。カラー(24ビットとして）、白黒８ビット、どうやっても失われた情報は復元できない。
視聴者にインチキを故意に伝えたとは思いたくないが、、、

白黒カラー化技術は以下方法が主流

(1)photoshop等の高機能画像編集で職人技で着色
　＝＞どんな色にするかは職人がカラー映像、カラー資料、経験にたよって決定
　
(2)半自動で着色（2002年SIGGRAPHで発表された技術とか）
　＝＞どんな色にするかは職人がカラー映像、カラー資料、経験にたよって決定
　ただし、塗り絵のように全部やらなくて良い。

如何に少ない手作業（どんな色にするかのヒントを指定する範囲）を小さく出来るかが現在研究されている。
※どんな色にするかのヒントを指定する範囲は絶対にゼロには出来ない。

2004siggraphの論文

Colorization using Optimization

これはこういったカラー化の手法を最適化というよく知られた数値計算でやれるという主張。

C++で実装してみた。わりと違和感無い感じにはなった。