逸話

業績を残した人には大抵は伝説とか逸話というのがあります。その中でも私の印象に残っている逸話を紹介しましょう。
ニュートンはりんごが落ちるのを見て万有引力を発見した」という逸話は有名ですね。紹介するのは、そういう意味だと一般にはあまり知られていない逸話です。
※あくまで逸話なので事実とは限らないという点は言っておきたいと思います。また微妙に異なる話になっている場合もりますので。

ファラデーの電磁誘導発見
ある日、ファラデーが妙な事に気がついた。それは目の前にある羅針盤がピコピコと針が振れたり戻ったりしていたのです。???と思っていると少し離れたところで学生が電熱線に電流を流す実験をやっていた。見ていると彼がスイッチをONとOFFを繰り返すのと同期している事に気がついた。
当時の電熱線に今のようなニクロム線では無く白金が使われていた。学生は焼ききれるのが怖くてスイッチをONとOFFを繰り返していたのだった。

電磁気学のマクスウェル
マクスウェルの講義について行くのは大変だった。それは彼が難解な数式を言葉でつらつらと話す事が多かったからだ。ある日、耐えかねた学生が直訴した。「数式は黒板を使って下さい!!」。
学生の直訴にマクスウェルは考えてこういった。「君の言っている事はもっともだ、今度の講義からそうしよう」。と言った。次の日、マクスウェルの講義はどうなったのか?
結局、同じだった。難解な数式を言葉で喋り捲っていた。そして「よってイコールゼロだ。」と最後まで言い切った時にマクスウェルは学生の苦情を思い出した。
黒板には
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と書かれたのだった。