2007-10-22 Memo88 繰り込み(Renormalization) Feynman図形処理で遊ぶ #物理学 さて、いよいよ核心に迫りたい。「繰り込み」だ。まず、先日までの結果をまとめておこう。 重複発散を考慮したプロパゲータと頂点の補正は となる。そして繰り込みは ren付きのプロパゲータは元のプロパゲータの中に含まれる全ての電荷を以下のren付きの電荷で置き換えたもの。 繰り込まれた電荷を 繰り込まれた質量を さらに場を と定義して右辺の電荷の定数e と質量mを全て繰り込まれた電荷と質量で置換する。 繰り込みの定義式から、 この式を比較すると、 ゲージパラメータも繰り込みの影響を受けて となっている事が分かります。また、 から、 なので、 従って、 これによって繰り込み定数は の3個となります。