あなた方はどこに居たのですか?

ある問題を乗り越えるにはそれに関係するあらゆるメンバーが同じ経験をする必要がある
それは、現場のものがどんなにテクニックを磨き問題に対処する力を付けても駄目だ
他のメンバーやグループとの連携を深めても結果は変わらない。

どうすれば変わるのか、改善されるのか?


それは様々な情報や能力を把握して決断して方向性を示す人が必要だ。そのような指揮者が必要だ。

しかーしっ!!。

彼ら(指揮者)が現場で直面する難問に関与していないなら全くの「無駄な」不要な存在だ。

彼らもまた現場の難問に直面すべきなのだ。

各々が果敢に問題に取り組む事はカッコいいかもしれないが、彼らを含めて関係者全員が目的のために力をあわせる事が最も重要なのではないだろうか?


そうすれば指揮者も同じように困難な問題に直面し、苦悩し、経験を深めればそれは自然に部下も経験の豊かな彼らの決定に従う事が正しいのだと感じるようになる。



米英の対テロ訓練の反省会で英側が意見を述べている。
「訓練中あなた方の大統領や副大統領はいったい何処に居たのですか?」
英側は参加隊員は当然として大統領、上層部を含め関係者全てがおなじプレッシャーを経験すると言う形式で訓練に参加していたからだ。


参考:「ブラボー・ツー・ゼロ」「SAS戦闘員」(アンディマクナブ著)