Note15 引き戻し(pull-back)
多様体Mから多様体M'への微分可能な写像で、
「微分可能な写像」って?と言う事だけど何となくイメージはあるけど。この点は明日にして、ともかく滑らかな写像だ。それで、
M上のr次微分形式全体を
とするとき線形写像
をM上の点pに対して次のような線形写像と定義する。
で次のように計算するものとする。
この線形写像をωの引き戻しと言います。(なんで?引き戻しというのか?)
ここで写像の微分を思い出すと印象的です。写像の微分は
でした。*の付き方が上下で違っている。
どうも実感がないので簡単な微分形式を例に見てみる。
という関係が定義から直ちに得られます。が、もう少し見てみると、
という事で、
p'=φ(p)の局所座標を
として、
さらに微分は
と書けたのだったから、
という印象的な関係を見ることができます。それでなんで「引き戻し」なの?
「微分可能な写像」って?と言う事だけど何となくイメージはあるけど。この点は明日にして、ともかく滑らかな写像だ。それで、
M上のr次微分形式全体を
とするとき線形写像
をM上の点pに対して次のような線形写像と定義する。
で次のように計算するものとする。
この線形写像をωの引き戻しと言います。(なんで?引き戻しというのか?)
ここで写像の微分を思い出すと印象的です。写像の微分は
でした。*の付き方が上下で違っている。
という関係が定義から直ちに得られます。が、もう少し見てみると、
という事で、
p'=φ(p)の局所座標を
として、
さらに微分は
と書けたのだったから、
という印象的な関係を見ることができます。それでなんで「引き戻し」なの?
今日は「現代微分幾何入門 野水克己 著」p16。