奇妙な習慣

最近、自分が奇妙な習慣に小さな喜びを感じてしまっている事に気が付いた。

多分、誰でも少なかれ奇妙な習慣を持っているんじゃないだろうか?

あなたはどんな奇妙な習慣がありますか?

私の奇妙な習慣というのは、、、

数ヶ月前、部屋の壁掛け時計が止まっていました。
これまた良い時間に止まってるから危うく遅刻するところでした(笑)。

よく考えると朝はTVの片隅に正確な時計が表示されているし、もらい物や目覚まし時計なんかがあって部屋を見渡すと何と3個も時計があった。そういえば携帯にも時計表示がある。

それだけ時計があって朝、一番頼りにしているのはTVの片隅に正確な時計か壁掛け時計だからね。

さて、それはそれとして奇妙な習慣というのは、この止まってしまった壁掛け時計が発端なんです。壁掛け時計の電池を交換したのですがそのときうっかりぴったり1時間進めた状態で合わせていたんです。

翌朝、時計を見てもう冷や汗ですよ。「えー!!」と思ってTVの片隅に表示されている時間を見て「あっ!!」と思って気が付いたと同時に「あー夢で良かった」という感覚を目が覚めた状態で体験してしまったのです。

このなんとも言えない感覚が「快感」でした。

その時は、会社から帰ってきてからちゃんと合わせようと思ったんですが、、、

朝、目が覚めて時計を見る、7時15分、「あっ」と一瞬慌てるが「って事はまだ6時15分」なんだ。この何とも言えない安心感ときたら(笑)。

いつか慣れてしまうんだろうと思っていましたが、この安堵感は、、なんて言ったら良いのか。

私の部屋に出入りする家族や友人もいつも「あっヤバイ」とかいって一瞬慌てますが、
あーその時計1時間進んでるから」というと「あー良かった」と言っています。

実は夜も「あっもうこんな時間」と一瞬思うのですが「あーまだ1時間あるな」と安心してしまいます。

ふと気が付くとこの奇妙な習慣がクセになってました。
多分、今度この時計の電池が切れたらやっぱり1時間進めて設定すると思います。


余談)
小説家の星新一さんもエッセイで自分の奇妙な習慣を告白しています。普通はタバコを吸う時は人差し指と中指で挟むんですが星新一さんはある事、それも他愛も無い事がきっかけで中指と薬指(だったと思う)でタバコを挟んで吸うようになったという事らしいです。

結構、つまらない、ちょっとしたきっかけで奇妙な習慣が出来てしまうんでしょうね。