陰謀だらけの世界って

アメリカという国は本当に陰謀だらけですね(笑)。
先日、疑似科学を少しひねって批判したんですが同じ匂いがします。

911、あの衝撃的なニュースは体が震えるような気持ちがあったのを記憶しています。
帰りの電車でも帰宅する道中もいつもと変わらなかった。
ふとTVをつけると、、、初めは映画?って思ったほどです。
心底、怖いと思いました。

ところがしばらくして911米国の自作自演などという陰謀説が話題になっていました。
私はジャーナリストを含め様々な人がそんな風に欺かれて報道されるような巧妙な陰謀や多くの自国民を犠牲にするような事は出来ないと思います。
しかも組織的にやるなんて不可能でしょう。なによりも遺族を侮辱しています。

と思ったら、以前、NHK参議院外交防衛委質疑で陰謀説を取り上げてましたね。
つまり、陰謀説を信じちゃったんですね。

それでは陰謀説のより所はどこに在るのか?

それは1962年3月に遡る。ライマンレブニッツァー参謀本部議長の一つの提案に関する機密文書(既に機密解除)に記載されたノースウッド作戦というものだ。

目的は「キューバに軍事介入するための口実を作る」こと。
方法は次のように提案している。

1.親米派キューバ人を米軍基地内に取り込んでテロ攻撃を偽装
2.基地の正門前で暴動を起こす
3.基地内の武器を爆破し火事を起こす
4.その他の妨害行為。
5.米軍の船を沈没させ偽の葬式をする
6.マイアミとワシントンでテロを自作自演する
7.キューバの領海内で遠隔操作の飛行機を撃墜する

乗客は政府機関の工作員、休暇中の大学生に設定。
エブリン空軍のCIA所有の飛行機を塗装しなおして民間機してすり変える。
本物は遠隔操作できる飛行機に改造。
フロリダ南部で両機を準備する。
「偽」の民間機はエブリン空軍基地で乗客たちを降ろして塗装を元に戻す。
本物は無人でフライトスケジュール通りに飛行するがキューバ海上で爆破。

なんと恐ろしい。(このノースウッド作戦の提案自体は事実)
しかしこの計画は自体はマクナマラ長官が却下し、ケネディ大統領はライマンレブニッツァー参謀本部議長を更迭している。

つまり、陰謀説の一つのより所自体が陰謀説を不成立する証拠にもなっているのです。
気が付かないのかなぁーー。

つまり、私が冒頭で書いたように「自国民を犠牲にするような事を組織的にやるのは不可能」という事を示しています。

しかしこういったヨタ話にもそれなりの背景があるのも事実だ。
例えばアルカーイダ(アルカイダ)は米ソが対立していた時期、ソ連アフガニスタン侵攻に対抗してCIAが訓練、育成した軍事組織だ。しかし現状は飼い犬にかまれた状態に陥っている。


その他ににも、金儲けでやったのでは?という疑惑がある。

例えば。2001年7月24日(911事件の6週間前)
世界貿易センター第7ビルの所有者シルバースタインが世界貿易センター全域をリースする契約を締結35億ドルのテロ特約保険を掛けていた。また911事件の5日前、2001年9月6日、ユナイテッド航空株のフットオークション出来高が3150倍(同社の一日平均出来高の4倍超)さらに、911事件の4日前にはボーイング社株のフットオークション・27294件成立(一日平均出来高の5倍以上)1日前にはアメリカン航空株のフツトオークション4516件成立(一日平均出来高の11倍)

えーそれじゃ35億ドルのテロ特約保険で大儲けしたヤツがいる?しかし、そんな事実は無い。
実際には一部の保険契約が正式に締結されていなかったしシルバースタインには現地の回復義務が課せられていて毎年1.2億ドルの賃貸料を支払い続け無ければならないから得どころか大損している。

ただ、テロ発生直前に航空会社等株の不可解な売買や株価暴落を見越したかのような株式プット・オプションの増加は疑問視されている。
これらの点はドイツ中央銀行総裁が指摘した事実だ。
さらに独立調査員会によれば確かに異常な取引が確かにあったことは事実だがテロとは関係ないと思われているようだ。