Note154 QED による輻射補正計算（４日目）

今日は

を計算しますがこれも切断によって計算することにします。またpとqの違いなので片側だけ計算すれば良いです。

ここでこのパートは頂点補正の一部を計算しているので後で

を計算する事になります。従って上記の式をを計算して寄与しない部分をこの時点でそぎ落としておく事にします。
頂点のγμは省略してここでは掛けていないです。そぎ落とすには外線に掛かってくるスピノルがディラック方程式を満たす事を利用する。


と簡略化できました。従って

となります。なので、

これで

を計算する事が出来ます。