Note188 不変デルタ関数(2)

ところで「場の量子論 中西襄著」p79の「不変デルタ関数」に行くと以下のように述べられている。不変デルタ関数の定義はKlein-Gordonの方程式の次のような解を言う。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cat_falcon/20190805/20190805140209.jpg
つまり本義ローレンツ変換に対して不変な解を一般に不変デルタ関数と呼ぶのだそうだ。
具体的には一次独立な次の二つが存在する。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cat_falcon/20190805/20190805140216.jpg
さらに正エネルギー部分と負エネルギー部分に分けて
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cat_falcon/20190805/20190805140220.jpg
と書けて、それぞれ
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cat_falcon/20190805/20190805140224.jpg
です。でもこれって以前学んだ4次元交換関係
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cat_falcon/20190805/20190805145431.jpg
の不変デルタ関数と違う。一体なぜそれを同じ不変デルタ関数というのだろう?。

そう思って「場の量子論 中西襄著」p80下段あたりで「同じ」だと主張している。
って事はp80の行間を埋めないと分からないという事か、、、。