納豆ダイエット実験ねつ造

テレビ番組「発掘!あるある大事典(2)」。
「ダイエット効果がある」として納豆を取り上げ、全国の小売店での品薄騒動があったのは最近だったので記憶に新しい。私は見ていなかったが人から間接的には聞いていて「へー」と思ったものです。

制作した関西テレビは今日、記者会見を開き、実験が「ねつ造」だったことなどを明らかにした。
まったく悪質である。
男女8人が納豆を食べ、ダイエットの効果を検証する内容だったようだが、ダイエット効果の根拠となる「中性脂肪値」などを測定もせず、番組で示されたデータ値は架空だったという。さらにアメリカの研究者のコメントも勝手に捏造し、さらに「やせた」という比較写真も被験者と無関係な写真だったらしい。

しかし、この番組だけでは無い気がする。もっともTV番組の「検証」のあり方には一石を投じたい。
特にこの手の「へー」と思わせるため(だけ)のおかしな検証は多々ある。以前、水晶だったか忘れたがそのネックレスをかけると普段より力が出るという内容だったと思うのだが、検証実験は
STEP1 なにもせずに背筋力測定。
STEP2 ネックレスをかけて測定。
すると「なんと!!」数値が上がったのである。(凄い!!ぞこれ。と思った?)

理系の人ならこんなの検証になってないじゃん、と思うはずだがこれでネックレスが売れるのだから凄い。(有名なプロスポーツ選手も買ってたらしい)

ちなみに私なら最低でも次のような検証はするね。
被験者A、Bにはどちらも水晶(本物)と言って(ある意味だまして)以下の実験する。
被験者AかBのどちらかだけはガラス。

STEP1 なにもせずに背筋力測定。
STEP2 ネックレスをかけて測定。

実際には数値の優位性を検定するにはこれでも不十分だろうけど番組の時間とかを考えると最低でもこれくらいはやって欲しいものである。