三等分家とUFOロズウェル事件(三等分家の懲りない人たち)

三等分家の人たち。

与えられた任意の角を定規とコンパスだけで三等分すること(角の三等分問題) 。
実はこれ、1882年にリンデマンにより作図が不可能である事が証明されている。のであるが。。。

不可能が証明されているにもかかわらず、「角の三等分が作図可能」を主張する人々が沸いて出てくる。
これらの人々は1983年にアンダーウッド・ダッドリーという人によってプロファイリングされていて


大抵は年寄りの角の三等分問題を知る男性。
数学的意味での「不可能」を理解していない。
 これは、「誰も成しえなかった(不可能と言われていた)事を俺は実現してやる」とか
「今まで無遅刻無欠勤は不可能だったが今年は実現した!!」という意味の「不可能」と理解している。
高校レベルの(適度に優秀な)数学知識(幾何学)。


三等分家の懲りない人たち

ある男がなんと「角の三等分が作図」を発見した。
(みんな不可能と言っていた事を俺は(凄い)発見をしたかも知れない!!)
「レポートを数学者に出して評価を仰ぐ事にしよう!!。」

数学者はそれが不可能な事を知っているので彼の証明の誤りをレポートを読んで見つけてあげる。
(数学のファンだろうからちゃんと間違いを教えて上げよう!!)

返事をもらった男は
「あっそっか!!そんな間違いをしてたんだ」(まだ不可能を理解していない男である)
そして苦労の末にその間違いを無くす事に成功!!つまり更なる証明2が完成した。
「よし、今度は間違っていないだろう」
そして、
「レポートを数学者に出して評価を仰ぐ事にしよう!!」。

数学者は「あっまた来てるなぁーレポートが」
その証明はよく出来ている、簡単に間違いを見出せなくなっている。でも数学者はそれが不可能な事を知っているのでなんとか頑張って証明の誤りを見つけて連絡してあげる。


これを繰り返していくうちに遂に「角の三等分が作図可能」が完成(?)し、彼は幸せになり、
数学者は本来の仕事が出来ずに間違い探しの暗黒に落ちいっていくのである。

ダットリーは三等分家への対処法として、

最初のレポートはていねいに返信しよう。
(黙っていると彼の発見を隠蔽したととられるかも知れない)
彼の方法についてコンピュータによる数値誤差を明確に示す。
そして、「大変いい近似計算方法だね」とほめて上げる。
冷酷になる。(彼に憎まれる手紙を送りつける)


三等分家、どことなく911陰謀説、アポロ11号は月に行っていない、ロズウェル事件に同じ空気を感じるのは私だけだろうか?