命よりも大切な物

なんだろう、、、無いのじゃないだろうか。

しかし、これが他人の命だったら、と問いを変えたらどうだろう。

人間は残酷だと思うか?

しかし、命は大切な物であるという認識はきっと普遍的なものだろうと思う。

なぜだろう?

きっと壊れるともう元には戻らないからだろう。

もし神が人の命がいつでも元に戻せるような生き物として創造していたらどうなんだろう。
きっと人は命を粗末に扱っていたに違いない。

結局は人間はバカな生き物なのだろう。
賢いプロティウスがパンドラに渡した箱のようだ。

まるで命を粗末に扱うべきではないという魔法をかけたかのようだ。

私はこの歳になって教えられた事がある。
大切な物。

それは「気持ちが大切」だという言葉。

命にも形は無いが気持ちにも形は無いし売り買いも出来ない。
そして、どちらも失うともう元には戻らない。

無形なのに「失う」「壊れる」なんて無い、なんて思いがちだがそんな事は無いのだ。

そう、きっと無形で失うともう元には戻らない物はなにより大切な「物」なのかも知れない。


ふと、思いにふけってしまった今日だった。
答えは簡単だ。私の人生経験がまだまだ未熟だという事だろう。
だから、まだまだ学ばなければならない事は山ほどあるに違いない。
うん、だから人生は楽しいのだ。そのようにちゃんと出来ているに違いない。