「THE 4TH KIND フォース・カインド」の事。

最近、元同僚がアラスカに住み着いた。
そんな折、この映画が公開とるなのだそうだ。この映画なんとも不気味な感じだ。

何気に深夜に宣伝をやっていたが最近は頻繁にTVから流れてくる。

映画の中で語られるアラスカ州ノームで起きた「実際の事件」とその記録映像から作られた映画というので少し興味があった。しかしなんの「記録映像」なのかは全く不明(だった)。

しかし、最近この「4TH」がJ・アレン・ハイネックによる接近遭遇分類4を指していると分かった。

この時点で、「ははぁ~ん」とピンと来た方も少なくないだろう。
私も良く知っている。

おそらく私とほぼ同世代の方はスティーヴン・スピルバーグの「Close Encounters of the Third Kind」つまり「未知との遭遇」のTV宣伝を思い出すだろ。

ハイネックによる接近遭遇の分類は次のように定義されている。

第一種接近遭遇とはUFOを至近距離から目撃すること。
第二種接近遭遇とはUFOの痕跡を目撃すること。
第三種接近遭遇とはUFOの搭乗員を目撃すること。
そして、
第四種接近遭遇とはUFOの搭乗員と接触あるいは拉致される事。

しかし、そんな記録映像が現存するならもっと前から色々と取り上げれていた筈だ。
なんか臭い。

少し調べて見ると、実際は米配給のユニバーサル・ピクチャーズによるデマ広告だったようだ。
つまり、マーケティングの一環だったという事。
実際、米配給はその事を認めている(Studio settlement reported for fake movie news)。


これによるとユニバーサルピクチャーズは現地からのこの偽ニュースの苦情を解決するに和解金20000ドルを支払うと合意したと報じた。 とあるので。

下らない。つまらない事にお金を使わずに済んだ。
多分、この映画を観たらガックリしていたところだった。セーフだ。