犬と缶コーヒー

本格的な夏でつい冷たい飲み物を自販機で買ってしまうという方も多いだろう。
まあ、今だけでじきに冷たい飲み物を見るのも嫌な季節がくる。
 
さて、犬と人間は太古の昔からの付き合いで、長い人類の歴史を共に歩んできた仲間と言っても過言ではない。
ペットとしての地位は比較的最近だろう。
元来、犬は狩猟に付き合ってくれたり獣を追っ払ったり、様々な場面で人々の生活に密着して共存共栄をしてきた。そして犬は犬らしく人は人らしく生きてきた。
 
それがどうであろう、まるでリカちゃん人形のごとく扱われている。
その背景には犬を擬人化して扱う飼い主にあるのではないだろうか?。
 
犬は犬らしい生き方の中で人々の生活と重なり、そしてその重なりで互いにその恩恵を受ける。
 
先日、ホームセンターに行ったのだがその一角に整然と並んだガラスケースのようなボックスに一匹一匹の子犬たちがそのショーケース越しに愛らしい姿をさらしていた。
子犬でなければ商品ではないのだろう。
 
私はその光景を見て目まいを禁じえないほどの嫌悪感を感じてしまった。
 
まるで自販機で買う缶コーヒーのように、、、。
 
そして、、、飲み干した缶を捨てるように、、、、。