テクスチャ合成(TextureSynthesis)

断片的な画像を拡大するテクニックで以下の様な事が出来る。
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 
比較的小さな画像からその特徴等から継ぎ目なく張り合わせて拡大する技術だが基本的な事はインペインティング( Image Inpainting )に似ている。大雑把に言えばインペインティングの逆をするわけで、インペインティングでは補完領域近傍の画像とよく似た箇所を探してその部分にパッチを当てる。
テクスチャ合成では初期画像のつなぎ目となるような箇所にたいして元の画像のちょうど張り合わさる部分を探して拡大する。イメージ的には複素関数の解析接続(あくまでイメージ)。
基本的にはSSD(Sum of Squared Differences )計算を駆使しているのだ。

※インペインティング( Image Inpainting )
写真についた傷や不要な被写体等の取り除きその欠損領域を自動的に修復する技術
 
実装に参考にした論文
A.A. Efros and T.K. Leung. Texture synthesis by non-parametic sampling.
In Proc. the IEEE International Conference on Computer Vision 2, pp. 1033?
1038, September 1999
ターゲットピクセルの隣接領域に類似した領域を検出し繰り返し合成を行う手法
 
L. Liang, C. Liu, Y. Xu, B. Guo, and H.-Y. Shum. Real-time texture synthesis
by patch-based sampling. Technical report msr-tr-2001-40, Microsoft Research,
March 2001.
合成テクスチャのパッチに類似したパッチを入力テクスチャから選択して適用する手法