(休憩)

これまで量子色んな知識を得る事ができました。それも読者さんの協力もあった事と誰かに見られていると言う緊張感もあったのだと思います。それと探究心かな。

そんな中ネット上の情報(ウィキペディアWikipediaを含む)で量子関係で多くの間違いが在るのも良く分かりました。やはり論文なり専門書の文章に埋め込まれた式の行間を埋めて行く事でなるほどとうなずけるものだと思います。

そんな事もあって記事には(うっとうしいと思われた方もいると思いますが)行間を埋めるべく計算の経過も相当残しました。また、極力数学的な側面を排除して読みやすく工夫したつもりでもあります。実際に記事にするまではワードと数式エディタで何度も書いては、とやって1週間くらいかけていました。なので高度な数学概念は殆ど必要なく中学生や高校生でも1話から読めるはずです。
※指摘漏れしている間違いや私の誤解は当然あるでしょうが。

ただ、どうしても微分と行列、ユニタリ作用素だけは避けられませんでした。でもその気になれば数学が苦手な方も数式を追えるはずだと思います。

とは言っても私もまだ量子のほんの上辺というかトピックのような部分を流して見てきただけだと思います。実際、専門書や他の人が書いているようなレベルには議論にすら参加できません。まだまだです。ところがなぜかネット上ではとんでもない間違いも蔓延してました。
なので今日始めて来られた方にも分かるような情報を残しておきたいと思います。

次のような解説には疑問符を付けてください。
  ・瞬時の情報交換
  ・光速を超える情報交換
  ・光速以下の通信=古典チャンネル
  ・物質の瞬間移動
  ・光速を超える物質の移動
  ・エネルギー保存は破れる
等きりが無いですね。(笑)ただ笑えない点もあります。現に私も混乱させられた情報もありました。

少なくとも超常現象と結びつくような事象は今のところ無い
と思いますし「あの世の科学」でもありません。気持ちは分かりますけどネ。ただSFネタとしては面白いかも知れません。ただそれを真実であるかのような伝え方は時期尚早かと思います。物質の瞬間移動ももしかすると将来認知されないとは断言できませんが。

さて今後の記事ですがそろそろ本題の「量子コンピュータの原理」に手を伸ばしてみたいと思っています。少しばかり勉強していますが「量子ゲート」と呼ばれる「制御NOTゲート」、「ユニタリ変換」がキーになりそうです。