白い犬とワルツを(To Dance with the White Dog)
白い犬とワルツを テリー・ケイ著(新潮文庫)
今日は天気も良くないので昔読んだ本を物色していたら出てきた本です。ふとその当時の事を思い出してしまいました。
買ったのは日本橋の丸善でした。よく休日には行ってましたね。普段はハードボイルドとかノンフィクションを読むんですが時よりノスタルジックな気分や哀愁を感じたくなる時があってインスピレーションで衝動買いする事があります。私は良い本は本が自ら読者を選んでいるのでは無いかと思うときがあります。(考えすぎでしょうけどね)
当時はまったく無名というか知られていませんでしたがとても良い本でした。人に進められる本だと思います。
そんな事を忘れて何年かしてTVで取り上げれられていました。どうやら海外でTVドラマ化されたのが原因だったようです。一躍ベストセラーです。日本でも映像化されましたね。
変な言い方ですね。実は見たくなかったんです。本で読んだイメージを壊されるような気がしました。私の感じ方はそっとしておいて欲しいと言うのが本音かも知れません。
この本を読んだ後に「あなたに白い犬は見えますか?」と問われているような気がします。
今の私には白い犬は見えません。あなたには見えますか?