現実味を帯びるタイムトラベル(Time travel)の研究

タイムトラベル(Time travel)と言えばSFの定番ですね。ただ物理学的には(多分)「不可能」な、という意味でもあります。ただ、少し理論面だけでいうと一般相対性理論が正確に正しいならと言う条件付であれば理論の範疇では「不可能」と言えない点もあるようでそのような解が知られています。

ただ、意見は大きく分けると2分するようで、「だから一般相対性理論には欠陥があるんじゃないか?」という解釈と「やはり、ありえる」と解釈する場合です。

キップソーンとホーキングもこの手の研究を行っていますが、少なくとも現在タイムトラベルに付いては次のような制限が課せられるだろうと言う点では一致した見解があるようです。
それは、
「タイムマシンが出来たとすると、その時点より過去には戻れない」
「(ブラックホールのような)強力な時空の歪みが必要」
という点です。

なのでタイムマシンの電源(?)を入れたらずーっと長い間稼動させておく必要があります。

さて、Ronald L. Mallett がちょっと衝撃的な論文を書きました。
しかも今まで思考実験的なものしか無かったのに対して、現実的なタイムマシン実現方法に関するものだったからです。現実的な=現在のレベルで検証可能という意味。

しかも先ほどの条件の最初は彼の方法では自動的に満たされてる。という点と2番目の条件はブラックホールでなくても同様な現象を起せると言う具体的な方法を示した点です。

現在のレーザー技術で事象の地平線(ブラックホールの縁)状態を作り出せる。らしいですが詳しくは専門家で無いと分からないです。

ただし、これは(今はまだ)
素粒子レベルの話
だという事は付け加えておきたい。


理論的な課題としては「情報を載せられるか?」らしいが、、、この点は怪しいと思う。
従って、未来を知ることが出来るようになるのはタイムマシンがが受信機としての機能を搭載されてからになる。


また、先ほどのレーザーによる素粒子の実験は2003年に実施されていて素粒子を5分未来へ移動させて、
その五分後の現在へ送る事に成功している。

注:この様な説明を本当にMallettがしたとしたら、これはちょっとしたパラドクスというか問題がある。(分かりますか?)


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Ronald L. Mallett
Ph.D., Professor of Physics