指ポキと流体力学

指をポキポキと鳴らす。
男性なら一度や二度はやった事あるでしょう。しょっちゅうやってるという方も。

で、なんでポキポキと音がするのか?

これ、実は流体力学で言うところのキャビテーションがおきているらしい。

キャビテーションは液体から気体に変わると言う意味では沸騰とよく似た現象。えっ!?
と思いますね。

キャビテーションは、圧力が真空近くに下がって、液体が蒸気になってしまう現象なので沸騰と言っても100℃になってる訳では無い。

流体力学でもキャビテーションは理論上は良く分かっていない現象らしいが色々と実用面では数値計算などでシミュレーションは出来るらしい。キャビテーションはかなり複雑な乱流現象で高速(例えば20m/s以上)で起きる現象で解くべき基礎式も良く分かっていないようです。

例えば、水中を20m/s以上で動くというのは船のスクリューや発電用のインペラ等がある。ともかく工業機械にとっては振動や損傷といった問題を引き起こしすため重要な研究テーマでもある。

指ポキに潜む流体力学だ。