現代人が残すもの・後編

先日は人が居なくなった美しい地球について考えてみました。
今日はその続きを考えてみようと思います。

唐突ですが「アブラムシ」を知っていますか?草木の茎にたまに見かける小さな小さな緑色の虫とその集団です。彼らは茎から養分を吸って繁殖しています。(天敵は、てんとうむし)

増えすぎると食糧難に陥り繁殖ができなくなり絶滅の危機が訪れます。さて、不思議なのはここからです。彼らのある世代の子孫は不思議な事に羽が生えてきます。なぜか分かりますね。そう、その場を離れて新天地に行く能力が備わります。

似たような現象はイナゴ(バッタ)にも起きます。一匹辺りのテリトリーがある一定以上の面積があるとき彼らの姿は保護色の緑色でずんぐりとしています。ところが個体数が増えるとか植物が減ってくると奇妙な事が起きます。保護色は消え、茶褐色になり体系はスリム化して長距離飛行が可能な体形の子孫が発生します。これがいわゆるイナゴの大群になるわけです。

もしかすると人類も意外な変異を起すかも?。しかし残念ですが期待できません。そのよな変種が発生する機構はもう失われているかも知れません。やはり人類は地球上からは消えていく事になるでしょう。

では地球は誰が支配するのでしょうか?実はこの点も科学的視点から推測されています。いわゆる人類化してゆく生き物です。その候補は「イルカ」、「チンパンジー等」、「カンガルー」が上がっています。おそらく独自の進化を遂げていくでしょう。カンガルーは外敵も居ない環境なので候補に挙がったようです。順調に行けばやり人間と同じように数百万年とかいうオーダーで再び高度な文明を築いているでしょう。

彼らの考古学者は不思議に思うかもしれません。得たいの知れない構造物を見つけて。
パソコン等も微かな残骸を見るけるかも知れません。彼らの高度なシステムで分析するでしょう。
もしかすると想像も付かない解釈を学説にしているかも知れません。
やがて、奇跡的に残っていた地下施設を発掘するかも知れません。ペプシやDVDももしかすると残っているかも知れません。彼らは彼らの独自のシステムで解析して「我々の存在した証を」見つけてくれるかも知れません。

彼らへの最高のプレゼントをそこに残しておく事が滅び行く人類のせめてもの償いかもしれません。

我々は如何にして滅亡へ向かったのかを」。