満月の夜に事件は多い?

先日、狼男の話を書きました。狼男と言えば満月の夜が定番ですね。
さて、満月の夜にはなぜか事件、事故が多いという話があります。実際にそう言ったデータもあるようです。なので満月、新月の日には大事故、事件が多いという話がまことしやかに知られています。
ちなみに1995年1月17日の阪神・淡路大震災も満月の日でした。

概ねの根拠は月から受ける引力によるものだという説です。たしかに地球の莫大な海水を動かして潮の満ち引きを起こしているから凄い力です。また女性の月経の周期とも符合します。本当でしょうか?では、実際に引力を大雑把に計算してみよう。
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電卓で計算してみると、地球と月では 1.9x10^20 Nの莫大な力が働いています。
全海水と月では 4.6x10^16 N でやはり莫大な力が働いています。なるほど確かに凄い力が働いている。では人体と月では 0.0002N あれっ?、とんでも無く小さいじゃ無いか!!これでは周囲のパソコンやら壁、その他の物から受ける引力の方が大きいじゃないか!!。そう、人体への影響は殆ど無視できる。もし影響があるとすると、うかつに他人に近づいたり電車なんかには乗れない。


さて、女性の月経の周期の件はどうなのか?これは偶然としか言えない。ヒトでは28日
だが、チンパンジーでは36日ネズミに至っては4日だ。同じ地球に住んでいる事は間違い無いと思うが、、、人だけ特別な存在というなら別だが、、、。

という事で私的には殆ど都市伝説というか「嘘」という結論だ。