我々は孤独なのか

つまり、地球外知的生命(Extra Terrestrial Intelligence)は存在するのか?

先日、地球外知的生命探索(SETI; Search for Extra Terrestrial Intelligence)について少し書きました。SETIは地球外からの人為な電波信号をを検出してその存在を確認しようとするプロジェクトだ。数十万年掛かる膨大な電波の解析処理をSETIは僅か1年でこなしている。残念だがこれまでの数十年の間、沈黙している。そう考える地球はとても寂しい存在だ。

誰か居ないの?  と空しく漆黒の闇を電波が飛んでいる。

さて、我が銀河系内にどれくらいの地球外文明が存在しえるのか?
これを見積もるのがドレイク方程式と呼ばれる方程式だ。計算は誰でも出来る。
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の全部を掛け算すると銀河系内の現在交信可能な地球外文明の数になる。

緑の数値はほぼ間違いないとされる数値、黒は適当だ。0.5個というのは太陽系が8個の惑星系で地球のような稀な位置に存在したのが1個だからそれよりは少ないだろうと言う程度。これらは今後の観測結果で大きく変わる可能性は大きい。

問題は赤の数字だ。人類は過去100年の間に大きな戦争を2度以上経験している。さらに核の脅威もある。考えて見れが自滅してしまう文明もあるだろうからはっきり言えば不明な値だからかなり適当。
そういう意味では文明の平均的な寿命は100年程度かも知れない。

さて、上の掛け算、一見大変そうだが2000億÷100億=20が掛かるので大雑把には結局は(ほぼ)
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と言える。と言う事は滅亡の危機を乗り越え平和に生存して遠い宇宙に耳を傾けてくれる文明は
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という事になる。彼らとの平均的な距離は概ね
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X=100個とすると、悲観的な数字が出るのは目に見えているのだが、、、、
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とてもじゃ無いが彼らと交流なんて出来ない。

地球人を平均としたからだが、この銀河系の中ではかなり愚かな生命体とするなら100個なんていう悲観的な個数にはならないが、、、でそれはそれで悲しいな。

今日はなんか(ちょっと)切なくなる計算をしてしまった。