今日は、ちょっと夢のある話を。
私たちの体は「星のかけら」から出来ています。
宇宙はビックバンで生まれました。やがて簡単な元素が生まれ、星が出来ます。それらは集まって銀河を作っていきます。星は、
水素を
ヘリウムに変化させて輝いています。
核融合といいます。
当然、いつかは燃え尽きます(
白色矮星)。しかし大きな星ではさらに
核融合が進んで
リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、窒素、酸素を作ります。
そして「
超新星」となって「
超新星爆発」によってそれらの物質を大宇宙に撒き散らします。
それでも爆発しない星もあります。太陽の30倍以上という途方も無い大きな星は
核融合で
鉄までも生み出します。そしてこのような巨大な星は最後の「
超新星爆発」で
プラチナや
金などさらに重い元素を作って大宇宙に撒き散らします。
そう、あなたの目の前にある鉄や金、プラチナ等の貴金属は
遠い遠い、遥か昔の、遥か彼方で起きた「
超新星爆発」という星の最後、
星のかけらです。
神秘的ですね。
だから私たちの体も遠い昔の何処かで起きた星の最後のかけら、と言うことも出来ます。