タイムマシンのパラドクス

タイムマシンのパラドクスで良く知られているのは
あなたがタイムマシンで過去に戻ってあなたを生む前の親を殺したら?」というものがありますね。過去が変わってしまい、あなたは生まれてこない事になってしまいます。

この手のパラドクスは他にも知られています。その一つのバリエーションを紹介します。
さっきのパラドクスより多少は手が込んでします。

あなたが、今日(2008年5月13日)完成したタイムマシンで5年後(2013年5月13日)に行き、そこで「その日に世界から注目されたある発明」を目にする。
これは凄いと思ったが未来の発明なので持っている知識ではそれを持ち帰ってもどうにもならないだろうと感じた。そこでその発明に関する情報を詳細に調べ再び「今に」戻ってくる。
そして、あなたはそれを自分の家族や友達、知人にその知りえた未来の発明について分かった事を教える。ある日、一人の優秀な知人がその事を詳細にまとめた。
ヒントとなる多くの情報はあなたから聞いたが詳細にまとめたのはその知人だったので知人はその発明を2013年5月13日に発表し、世界中から絶賛された。

さて、問題はあなたがタイムマシンで見てきた発明は誰が発明したのでしょうか
知人ですか? 違います。知人はあなたから得た未来の情報を使いました。
では、あなたですか?それも違いますね。あなたはタイムマシンで見てきたからです。


変ですね。本当の発明者が居ません(ちょっと怖いですね)。