奇妙な事（共感覚）

共感覚という知覚を持った人が居る。
共感覚というのは文字や音等に色がついて見えるという感覚。

こういった感覚を持った人が世の中には存在している事は古くから知られているが精神的な病気の一種とされてきた経緯がある。あるいは変わり者、変人、嘘つきといった形で少なからず迫害されてきた経緯がある。

また、顔面蒼白、青白い顔のような比喩の一種とも思われているがそうではなく本人には実際にカラー色が見えている点が比喩とは異なる点でもある。言って見れは超感覚である。
このような超感覚には絶対音感等のように広く認知されている能力もあるが共感覚はそれほど知られていないのでこのような感覚を持った人がその能力を持っていることを口外しない場合も多いようです。

このような感覚はまだ謎が多いが気持ちの問題という事で無視される場合も多い。例えば「Y」を見て黄色く見えるという共感覚者に対してはそれは「Yellow」を連想しているだけでは無いかと思われてしまう事らしい。

しかし奇妙なのは共感覚はこういった気持ちの問題とは別の事で共感覚者の多くは「Y」を見て黄色、「A」を見て赤、「C]を青、「F」をピンク、、、音ではF#がピンク等実際にカラー色が見えていなければ共感覚者が「F]を見てピンクという共通の色とはならない事もありやはりカラー色に見えているのであろうと考えられている。

人に言えない悩みというのは辛いものかもしれません。しかし彼らの見ている世界は素晴らしい色彩の世界かも知れません。
もし、こっそりと楽しんでいるとした彼らには悩みでは無いかもしれませんね。