また英雄本色

どうしても見たくなったので電車で一駅のレンタル屋に行って借りてきた。
日本では「男たちの挽歌」というタイトル。監督はジョン・ウー
以前にも書いたけど私のお気に入り映画だ。

友情と信頼を前面に出した映画だ。時々見たくなってしまう。

ホーとマークの友情は泣ける。
ホー、マークはマフィアの幹部、運命の悪戯かホーの弟キッドは警察官、やがてキッドは事実を知る事になる。
ホーが出所して更生しようと懸命に努力するがそんな姿を見てもキッドは刑事として彼を許さない。

ラストでホーは弟に
キッド、お前は間違っていない
お前の道こそ正しい

派手なアクションや銃撃戦ばかりが宣伝されてしまうがこの映画の本質はやっぱり「友情と信頼」にあると思う。
だから、つい見たくなってしまうのだろう。

また、現代社会の縮図も描かれている。(と感じるシーンもある)
体が不自由になってしまったマークは3年の年月を経ていつしか窓際に追いやられ車の窓拭きにまで転落する。
かつてはマークを慕った若造がマークを部下以下の扱いにしているシーンはゾッとしてしまう。
この直後、かつて互いに幹部として繁栄を築いたホーと再会するところも泣ける。

今の年寄りもかつては汗水流してこの日本を作ってきたはずだと思うと、、、
もしかしたら、私も気がつけば生活保護を受けて社会から捨てられて生きるのだろうか。