文明との接触

5月31のニュースで流れたので知っている方も居ると思いますが、ペルー国境に近いアマゾン川流域で未知の部族とみられる人々の姿が空撮された。上空を通過する航空機に弓矢で攻撃しようとしてたという。ロイター通信によれば世界には未だ文明との接触を持たない部族が100以上あるという。
森林伐採等でかれらの居住地も失われつつあるようだ。

以前にも少し書いたけど我々の文化などクソみたいなものでペプシやブランドバックなど文化とは程遠い。数百年、数千年の文化に敵うわけが無い。

私たちは彼らを野蛮で不潔だと思う。
地面を触った手で生肉や虫を食べる。
地球に住む生物の殆どはそうやって生きている。ごく僅かな生き物だけがそれを不潔と言う。
そして彼らの(我々の理解を超えた)文化を不潔で野蛮だと言っている。

食料が手に入らなくなった時でも彼らの文化では飢え死にする事は無い。

だだ、倫理や心の問題は文化としては形を変えていく、その事自体はそれはそれで自然な変遷なのだろう。敵と傷つけあう争いの変わりにスポーツとして敵と戦う。カニバリズム(食人)文化は少なくとも数百年前まではむしろ一般的な「文化」だった。否定する事は出来ない。
私たちの体に刻まれ永遠に残る痕跡、遺伝子に残された痕跡があるからだ。

しかし、死者を丁重に扱う事で生への希望と未来を託された我が身と子孫の行く末を希望に満ちた世界にしていく責任を認識させたのではないだろうか。
そんな気がする。