中国新疆ハナス湖

まもなく北京でオリンピックですね。中国は神秘で不思議な国です。

さて、ハナス湖は中国の新疆にある人里はなれた湖でそこには巨大な淡水魚が生息しているとされている。実際に学術調査隊が現地調査をしたが全容解明には至らなかった(ようだ)。

現地の学者が湖面を移動する大きな魚を目撃したのが事の発端で、この事は中国はもとより日本でもニュースとして取り上げられた。なにより学者の目撃談だったた事と、この事を再確認するために学者と生徒が湖を見下ろせる所まで登って再確認し、ビデを映像を記録していた事が信憑性を増していた。

そして1985年、地元の新聞紙が「大紅魚を発見した」と1面トップで報道した。
驚くのはなんと体長15m、幅1m、体重4tと推定されていた事だ。

映像は日本でも流れた。実際に巨大な魚影が幾つも確認できたようでさらに信憑性を増した。
そのため国内外から学術調査隊が現地入りしていた。

後日の調査(1987年)ではイトウと呼ばれる魚の仲間で30~40匹生息している場所を発見していたがその時の体長は概ね3~4mだったとういう。それでも巨大な事は確かだ。

そもそもネッシー等の巨大生物の話と違って学術調査が本格的に行われたのには幾つかの理由がある。

(1)生物が子孫を残して継続して長らえるにはそれなりの個体数が居なければならない
(2)専門家の目撃と映像
(3)それが未知の生物ではなく巨大であっても不思議ではない生物
この全てが満たされていた。

さて、魚はそんなに大きく慣れるのか?
ライオンやキリンもある一定の大きさがその種の大きさと言える。しかし一般に魚は長く生きれば生きただけ体長は大きくなると言う性質を持っている。なので4m程の固体がごろごろ居たとなれば15年も長生きするヤツがいたとしたら概ね9mくらいにはなったのでは無いだろうか?

実際、現地調査で生け捕りが試みられているがそのとき浮き輪に使った丸太3mの3倍程度の体長を確認しているというから体長15mは誇張されているとしても7,8m級は居るかも知れない。

また、イトウの仲間は時期によって体が赤くなる事が知られている。
これは伝説で伝えられていたという「大紅魚」の容姿とも合致している。

結果的には巨大(3~4m)なイトウと言う事で収束したようではある。
その後はどうだったのだろうか?