夏休み特集(喉の渇きと脱水症状)

まったく暑い日々でイヤになりますね。でも健康には気おつけて下さい。

さて、暑い日に最も注意をしなければならないのが殆ど自覚症状の無い脱水症状があることです。実際は喉の渇きなどの症状が現れますがこれを脱水症状の初期段階と思わない事があるからです。

実際、殆ど脱水症状に近い症状を見かけることがあります。子供の場合は危険です。
こんなとき次の点に注意してみる事が必要です。
渇や口唇の乾燥、とくに口唇の乾燥が出た場合は脱水症状に陥る寸前です。
次の段階は頭痛や全身の倦怠感です。もうこの時点で脱水症状の段階です。
さらに進むとめまいや嘔吐が起きます。

こういった事は運動選手や兵士は教育されているため良く知ってい事です。
では脱水症状と思われる症状になったら、あるいは見かけたらどうした良いのでしょうか?

「水を飲む」? これは殆ど初期段階でしか効果がありません。なぜなら脱水症状ではナトリウム電解質も一緒に失われる事が多いからです。なので最も効果的なのはスポーツ飲料などの飲み物です。これらは浸透圧が高いためちゃんと吸収されて失われた電解質も補われます。注意しなければならないのは乳幼児です。乳幼児の場合は逆効果で間違うと中毒症状を起こしてしまいます。

しかし、これらでも改善が見られない場合は早めに医療機関へ行く事です。なぜなら脱水症状が進行していると腎臓にもダメージがあって補給した水分は吸収されずにそのまま尿になってしまいザル状態です。

ちなみに、脱水症状は暑い日特有の病気だという錯覚があります。実際には寒冷地でも起きます。息を吐くと白くなりますね。あれは体内の水分が出て行っている証拠です。

また、ビールや酒を飲んだときもそうです。
電解質が失われて吐いたりするとさらに体内の水分を失います。

スポーツ飲料が無い時は薄めた塩水が代用になります。