冒険・地球は丸い

地球は丸い、というのは今では常識中の常識といって良いだろう。

しかし、この常識は1522年までは大きな謎だった。たった500年ほど前だ。

人々は水平線の向こうにどのような思いを巡らせたのだろうか?
大きな滝になっている、奈落の底がある、楽園がある、様々な思いがあっただろう。
当時の科学者はそれなりに冷静に見る人も居ただろうが一般庶民は様々な想像を巡らせただろう。

1519年の先日9月20日、5隻の船、250名以上の乗員がこの未知への冒険に出向した。
どんな思いがあったんだろうか?

彼らは、西へ西へ進んだ。地の果て、水平線の遥か向こう側に向かって。

苦難を乗り越え様々な発見と航路を築いていった。しかしその代償は大きかった。
もちろん危険を承知だろうが1隻は逃亡している。
そして航海から2年を経たとき航行できた船は3隻にまでなっていた。

彼らは、西へ西へ進んだ。地の果て、水平線の遥か向こう側に向かって。

そして出向から3年後、航行できた船は1隻になっていた。
遥か彼方の東の水平線から彼らの船影が現れたとき彼らの航海は終わった。

地球は丸い事を証明したのだった。

この時、帰還できたのはたった18名、想像を超えた大冒険だった。


今日「100年の難問はなぜ解けたのか」が書籍化されていたので買いました。
以前、NHKスペシャルで放映されたようですが見逃したんで。

でも、数学の本だと思って休みに読む本じゃ無いだろうと感じて手に取らなかったんですが、少し立ち読みするとペレリマン氏を取材班が追いながらその人物像に迫っていくドキュメンタリーがとても面白いと思いました。ペレリマン博士の失踪、なぜ地位と名誉を放棄したか?

そんな中の一節「一般社会の基準と比べる事に意味が無い」というのがとても良い。
私も同感だ。
まだ半分しか読んでいないので書評はできませんが、、(っていうか電車の中で半分読んでしまった)

あ、それと地球が丸いどこが関係あるの?ですね。読んでください。