一匹の蝶のように。

遠く離れたあなたは、、、。


今日はまた晴天でした。各地も概ね好天だったようですね。

さて、天気予報ですがもっと正確にならないだろうか?と思う方は多いと思います。
ちょっと天気の前に宇宙に目を向けてみたいと思います。

1914年、ボレルという物理学者がある計算をしています。
地球から遥か1000光年という途方も無い距離にある小さな小石が動くとその影響はどうなるのか?

そんなの全く地球とは無縁だと思いますよね。

でもボレルが計算してみると何と些細な重力場の変化は様々な変化を誘発してその影響が地球に到達するとたった数秒で地球の全大気の空気分子を変化させてしまうというものでした。

これと似た話にバタフライ効果というものがあります。たった一匹の蝶の羽ばたきによる僅かな気流の変化は次々と伝播して数週間後には地球全体の大気に作用してしまう。というものです。

これは何を意味しているかというと現在の気象を正確に把握してスーパーコンピュータで計算して何日か後の気象を予測するのですが、問題は「現在の気象を正確に把握して」という部分です。さすがに一匹の蝶の羽ばたきまでは把握できないでしょう。すると如何に高性能な計算をしてもその後の変化が大きすぎて結局は予測が外れるという結果に繋がります。まあ、天気予報が正確に予測できない一つの理由でもあります。だから、あなたのあくびやクシャミでも同じ事ですね。
あまり天気予報屋さんを攻められませんね。

少し遠回りな事を書きましたが、こういう事です。
気象だけではなく誰かが何かを思う、何かをするという事は少なからず私やあなたの歴史を変えているのかも知れません。

遠く離れたあなたと私はお互いの思いや行動による影響は無縁では無いのかも知れません。


余談:
実際は蝶は一匹とは数えない。蝶は1頭というように数えます。