Note149 頂点補正の(再)計算(4日目)

先日の計算で分子の形は次のように整理できた。
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今日はこのKの部分を整理する。結局なにをやっているかというとγスラッシュをディラック方程式の関係を使ってひたすら消去しようとしている。つまりγが式の右や左に寄ってくれれば良いわけです。そして天下りだがγに比例する項と運動量に比例する項に整理できれば良いのです。
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という事で結局は
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となった。これで一応は目的の形に整理できたわけです。各項を次のように置いてみますと
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と書く事が出来ます。ところでA4はx,yの入れ替えに対して符号が反転します。積分変数は仮引数なのでx,yの記号の入れ替えで結果は変わらないから
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A4の寄与は無い。従って
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ここでA3に対してGordon分解を使います。
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従ってγのある項をA2に移動して
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となります。こうして目的の行列は次のように整理されました。
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ここで内線運動量の積分を行うために積分を次の3つのパーツに分けて考えます。
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後は、個々の積分を評価する事になります。
ここまでくれば後は難しくありませんからそれは明日やる事にします。