「木こり」になりたい

同僚には色んな過去を持つ人達が居る。

バーテンダー、公務員、博士、オカマ、そして木こりのなりそこない。

バーテンダーや木こりのなりそこないは今は第一線で活躍するSEになっている。

真面目な優等生は実直だから良いのだが賢すぎるのはダメだ。
正確には言えば一見するとそう見える人間だ。

つまり、なんでも要領よくやっている(ように見える)。
決して不利になることはやらない。
いつも急所は守っいて、転ばない。そして責任は被らないようにうまく動く。
気が付くといつのまにか戦場の外に居て口だけは一端だ。
しかも、戦場に居た(そういう事実があるだけの)事でまるで戦友気取り。

高学歴の真面目な優等生と元バーテンダーや木こりに大差は無いのだ。

経験上、仕事について如何に取り組むか、そのための勤勉欲が5年後のあり方を決定しているのは明白だ。

木こりのなりそこないは最初NHKでみた木こりの仕事に憧れて面接に行ったそうだ。
「雨の日は休日なんですよね」
この一言で「木こりをバカにするな!!」と叱られて退散したそうだ。
当然だろう(笑)。