ミッドナイトイーグルだと

中川 昭一・財務大臣も酷いが、、、
麻生総理の「漢字読めない」も酷いが、この人1月28日に開かれた衆院本会議で行った財政演説で26カ所も読み間違えていた事は麻生総理の「それ」で埋没して救われていたがこれで過去が穿り返されるのは必至だろう。


さて、そんな話ではなく。
この映画、宣伝ではちょっと面白そうかもと思ったが「金返せ」状態になる匂いがぷんぷんしてきたので観なかった。で、先日TVでやっていたので観てみたがやっぱり観に行かなくて良かったと思った。

ストーリは良いが演出や細かいdetailがまるで駄目だ。
どうして日本映画は皆同じ空気になってしまうのか不思議なのだが、、、、
本当に詰まらない
あの空気は決して悪くない。見事な演出となって感動させられる映画も多い。
しかし、どれもこれもあの空気では、、、

ストーリーはステルス戦略爆撃機工作員によって北アルプスに墜落させられる。
武装工作員部隊が墜落した戦略爆撃機に搭載された核を起爆させるというテロを画策する。
そしてそれを阻止するために出動した自衛隊と事件を追う二人の記者。

山中で武装工作員部隊と何度も遭遇して銃撃を受ける記者。
まあ、そこまで良い。

自衛隊が行く先に武装工作員部隊が待ち伏せをしている場面でがっくりだ。

危ないと声を上げる記者、そして次々と狙撃させれる自衛隊員。
一人生き残った隊員が「声を掛けてもらえなかったら我々は全滅だった。」

そんなぁー。

北アルプスと言えば松本駐屯の第13普通科連隊だ。精鋭の山岳レンジャー部隊だろ。
言ってみれば陸上自衛隊が誇る唯一の山岳レンジャーのはずだ。

まず、あんなに間隔を詰めて偵察するほど間抜けな行動などしないはずだ。
確かに工作員特殊部隊(多分、北朝鮮だろうけど)は相当凄い能力を持っているという噂もあるが、、

あれでは自衛隊の能力より2名の記者の方が凄い事になってしまうじゃないか。

まあ、良い。
終盤で急襲ヘリと隊員を乗せたヘリが支援に向かうがRPGロケットによる反撃と吹雪でとっとと撤退してしまう。

そ、そんなぁー。
あれで日本が救えるのか!!

大体、RPGロケットで狙われるような至近距離に降下する必要も無いはずだし、ヘリで着陸する必要も無い。その為のロープ降下訓練を積んでいるんじゃないか?


その後も奪還した機内でのん気な会話が淡々と交わされる。そんなアホな!!。

防衛省全面協力」とあるが本当に協力したのか疑わしい
もし、あれがリアルな自衛隊の能力なら国土防衛なんて出来ない

防衛省」はクレームを付けるべき映画だと思う。



最後の場面は、デルタのランディ・シュガート一等軍曹とゲーリー・ゴードン曹長の英雄的な行動と比較するのは可哀想かも知れない。

とにかく酷い作品だった。オバマ大統領の演説の方がよっぽど感動し泣けるのは私だけだろうか。


そういえばまた「マスク」がTVで放映されるようだ。この映画は好きだ。
特にあの犬、マイロが可愛いじゃ無いか。