13歳の父と15歳の母だと?

大衆紙サンは13日、イングランド南部イーストボーンに住む13歳の少年と15歳のガールフレンドとの間に赤ちゃんが生まれたと報じた【引用:ロンドン13日AFP=時事】

この手の話は日本でもあるだろうがこんなセンセーショナルな報道にはならない。
結局サンが大儲けしただけだろう。

もっとも隠蔽する傾向にある日本の姿勢も再度問わなければならないと思う。
どうもこういった事を隠す傾向にある。
性教育がまともに出来ないのは当然だだろう。
そもそも今の親の世代がそういった教育を受けていないからだ。

だた、これは日本の文化とも密接に関係している事も確かだ。
かつて江戸時代では長屋とも呼ばれて、今で言えば奔放な性生活があったという。
しかしどこの子供も平等に育て合い、助け合う文化があったからだろう。
子供が他人の家に上がりこんで夕食をとるというような事がごく自然だったようだ。
それがやがて隠し事になっていく。みだらだという事だ。


1932年12月の白木屋デパート火災はこの狭間に起きた事件とも言える。
当時の女性は下着を着用していないのが常だった。
その事が災いして救助されに出て行けなかった事で多くの犠牲者が出た。
この時を境に女性が下着を着用するようになったと言われている。


時代の変化に対して性をとりまく環境も変化する。
それに常に追従しなければ性に対するモラルの低下し、いずれ社会に歪となって現れることは目に見えている。

日本性教育協会 http://www.jase.or.jp/jigyo/youth.html
の青少年の性行動調査によれば(数値はグラフら大雑把に読んだ)

キスの経験は中学生で20%、高校生で50%、大学生で75%となる。
これは1974年の時の1.5倍だ。
いずれも女子の方が早いのだが大学生で2005年には両者の差はほぼ消滅している。

実は興味深い事にこの傾向はそのまま性行動と重なる。
中学生でも5%、高校生で30%、大学生では63%くらいだ。

しかし、グラフを見る限り高校生女子の経験率が男子を上回っている。
データ上は性行動の低年齢化は女子が主導している。
しかし、それが女子の本意なのかはデータからは読み取れない。

ある学校では避妊具の装着等の実演までやったというがそれは性教育とは言わないだろう。

ドーキンスが言うような利己的遺伝子といった学問は学問であって本来は、、、

言い尽くされた言葉かもしれないが
思いやり」や「愛情」といった相手を大切にする気持ちの上にそういった行動はあるはずだ。そしてその背景には次の世代という命を育み家族という大きな愛の形がそこはあるはずだ。
性行為の仕方やその結果がどうとかという事は生物の本能として教えられなくても分かってくるものだと思う。

だから、それ以前に「真の性教育の出発点」には
思いやり」、「愛情」、「家族」を置かなければ意味が無いと思う。