熱力学の第2 法則の破れ?

(1)2 種類の区別可能な同体積(正しくは同質量) の水A と水B を用意する。
(2)それぞれタンクに入っている。
(3)初めの温度はAが100℃、Bが0℃
(4)タンクは自由に理想的にくっつけたり分割したりできる

熱伝導のみを用いてBの温度を原理的に何度まで上げられるかという問題。

一見、常識的に考えると50℃が限界のように思える。

ところが面白い事に極限値100℃らしい。不思議だ。
引用:数理物理学研究回顧 中西襄著

繰り込み的手法を用いれば証明できるとの事。

物理ってこういった日常の常識を破ってくれる所が面白い。
不思議だね。

繰り込み群はまだ私には手の届かない対岸にある数学的概念なので残念ながらそのメカニズムはわからないのだ。