ラジオ深夜放送

最近、つぼイノリオさん(ラジオパーソナリティ、シンガーソングライター)がプチブレークしている。といっても東海地方の方しかしらないかも知れないが。

歌「金太の大冒険」と言えば有名だろう(?)。
しかも今この「金太の大冒険」という歌が見直されていて子供達も親子揃って合唱なんてことも行われている。

凄い事である

えーっと歌「金太の大冒険」も知らないという人からすると何処が凄いのか?と思われるだろう。
当時としてはやはり受け入れがたい歌詞だったのかも知れない。

つぼイノリオさんのこの歌は高度な修辞技法が織り込まれている。

えーっと、この歌を御存知無い方は冒頭、私が凄い事だと言った事をちょっと頭の隅において置いて以下を読んでもらいたい。言っておくけど勘の良い方は途中で「そりゃ凄い事だ」と同感するだろうけど、おそらく、、、つまりだ、笑って見過ごして欲しいのだ。時代の流れとは恐ろしいものだと思う。

実際に笑えるのだが、悪意を持って歌詞を読むと教育上好ましくないのだ。
そのためこの曲は発売後20日で民放連で放送禁止となったという経緯がある。

歌「金太の大冒険」は金太と、お姫様をめぐるストーリーを一つの歌にまとめたものになっている。
いくつか例を挙げると

姫様が金太に助けを請う ===> お願い、金太、守って
喧嘩に弱い金太     ===> 金太、負けが多い
金太を励ます      ===> 金太、負けるな
マスカットをナイフで切る===> 金太、マスカット、ナイフで切る
お姫様が金太に尋ねる  ===> ねー金太、まだ。
マカオに到着して    ===> 金太、マカオに着く
ビルを見て       ===> まあ、金太、ましなビル
神田さんの伝言     ===> 金太、待つ。神田。


息継ぎを間違えて歌うとトンでもない歌詞になる仕掛けだ。
えーっと右の歌詞を見てもピンと来ない人のためにヒントを与えておこう。
金太、で切るのが正しい。さらに金太の次の歌詞が必ず「ま」で始まっている点だ。
これを「キンタ」と次の「マ」をくっ付けて切るとトンでもない歌詞になる仕掛けだ。

今となっては楽しい思い出だ。深夜のラジオ放送を聴いて試験勉強をしていた頃が懐かしい。

しかし、つぼイノリオさんがラジオパーソナリティをやっていた放送は本当に今だったら放送禁止だと思うが笑わせてくれた思い出がある。まあ、酷かったです。

CBCラジオのりのりだあ歌謡曲」もその一つだね。
一つのテーマをみんなで考えるコーナー」や「新製品開発コーナー」は腹を抱えて笑わせてくれた。ちなみにスポンサーは女性生理用品「アンネ」だったのです。当然、コーナーにはがきを送るリスナーは男なのでむちゃくちゃな新製品が登場していた。(書けません)。

はがきを読まれた時の景品も笑える。「女性生理用品1年分」とか、男がもらってどうするんだと叫んだものだ。他にはパンツのゴム10メートルとか兵頭ゆきの色紙サインとか。

そういえばつぼイノリオさんは兵頭ゆきさんをかなり酷く扱っていた。
中日球場に不気味落ちていた兵頭ゆきの色紙を贈っておきます」とか言ってましたね。
※今は中日球場は姿を消した(泣)。

しかし、笑えるのはそれをもらった方からの葉書だった。
「つぼイさん!!兵頭ゆきの色紙届きました!!。でも折りたたんでポストに入ってました!!」とか。

深夜放送と言えば「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)もよく聞いていたし、
ミッドナイト東海」も良く聞いた。

そういえば、さだまさしさんの「精霊流し」もしつこいくらい流していたがそのかいあって大ヒットに繋がった。長渕剛さんもそうだったね。

ミッドナイト東海」は重光久美さんが良かった。
彼女の前にはつボイノリオさんや笑福亭鶴瓶さんもパーソナリティを勤めていた。
しかし重光久美さんなんと言っても可愛い声だった。
※後で雑誌で写真をみてがっくりした覚えがある。青春時代だ(笑)

重光久美さんの「ミッドナイト東海」は確か「お茶クミ~、水クミ~、重光クミの~ミッドナイト東海」って感じで始まったと思う。

懐かしいです。

そして時代の変化は恐ろしくも切ないです。