Note209 コンプトン散乱計算(9日目)

ほぼ先日の段階で厄介な計算は終わったので実験室系での散乱断面積が計算できます。
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と置いて、代入すると
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さらに今まで省略していた電荷因子を元に戻してやると
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となる。これを実験室系での散乱断面積の公式に代入すると、
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となってクライン・仁科の公式 (Klein-Nishina formula)が得られた。
ワインバーグ・場の量子論2」p101(8.7.39)と一致します。

一日、1,2時間くらいなので15時間くらいの計算だった。結構、しんどい。

で、まだ終わっていないのだ。