変革(チェンジ)

人はいつからか変化を好まないようになる。不思議だ。

井の中の蛙」という事だがなかなか気が付かない。


自動車を購入する時、奇妙な自分に気が付いた。
黒のツードア(いわゆるスポーツカータイプ)が良かったのでそれに近い車種を探していた。
だが、今時そんなタイプの自動車で手ごろなのは中々無い。

そう、時代が変わっていたのだ。

まあ、車種は利便性を考えて決めたが「色は?」と聞かれたとき「黒が良い」と言ってその点は譲れないと意思を示した。しかし、落ち着いて考えると「意味不明」である。
それは一種の「こだわり」なのだが客観的に自分を見てみるとそれは変化を拒んでいる事に気が付いた。

奇妙な感覚だったが赤でも青で良いと言って見た。残念ながら赤も青も無かったので落ち着いた感じのシルバーにした。

なんとなく清々した感じがした


こういうのは時として周囲の目が変化しているのに自分だけが取り残されている事に気が付かない状態に陥っている事がある。

後輩がある服を気に入って着ていた。これも「こだわり」だ。
10数年後にその後輩にあったときやはり同じファッションだった。
本人は気がついていないが彼の内面も進化していなかった。

それがきっかけという事でも無いが私も会社に着ていくワイシャツは白と決めていたし、それが常識だったが今では毎日ワイシャツの色を変えている。

ちょっとした冒険だがそういった些細な変化は内面も少なからず変化していくものだと思う。

井の中の蛙」にならないためには思い切って「こだわり」を脱ぎ捨てて些細な事でもチェンジしていく勇気が必要なのだろうと思う。