七つの大罪

七つの大罪とは「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」である。



デヴィッド・フィンチャー監督、主演はモーガン・フリーマンブラッド・ピット
映画「セブン」の後味の悪さといったら、、、。

しかし、そのせいか、この映画の続編をやって欲しい。というのもブラッド・ピット演ずるミルズ刑事のあの後を知りたいからだ。。
彼がその後の人生をどう生きたか?

ラストはちょっと考えさせられる。
モーガン・フリーマンが演じるサマセット刑事、そしてミルズ刑事のそれぞれの立場で自分だったら?と考えてしまう。


ミルズ刑事の立場は近年ではあの光市の母子殺害事件を思い起こす。
きっとミルズ刑事の行動はあの通りだと思う。犯人の殺害。
しかし、犯人はミルズ刑事に自分を殺させることが目的であると知っていたサマセット刑事の気持ちは相当に複雑だ。

冷静な視点で見ればサマセット刑事に従ってミルズ刑事は犯人を銃殺する事無く逮捕しただろう。
それで犯人は目的を達成できなくなる。

そう言えば現場に行く道中で犯人の一言が重くのしかかる点は重要だ。
犯人はミルズ刑事に「きっと忘れられないさ、一生忘れない事になる」と。
まだ、妻子をその犯人に殺害されたことを知らないミルズ刑事は「そんな事はいつか忘れる」と犯人に言い放つ。

しかし、結果は、、、。
多分、忘れることなど出来ないだろう。

結局、サマセット刑事、ミルズ刑事のそれぞれの立場で考えては見ても答えは出なかった。
そういう意味でそうとう深い問いかけのある映画だったと思う。

なのでその後のミルズ刑事の人生を見てみたいと思ったのだ。