宇宙の大きさを実感する

水平線を眺めると遥か彼方という言葉を実感する。
空を眺めれば到底届きそうも無い高さを感じる。
 
とにかく地球はデカイ。と感じる。
 
しかし、この広大な地球とて銀河系の小さな小さなとても小さな一部でしかない。
 
昔の天文学者は空を眺め、苦労の末、星達は非常に大きな集まりの中のある事を知る。今ではそれが銀河系と呼ばれる星の集団だ。
 
そして地球を含む太陽系もそのほんの小さな一部に過ぎない事を知る。
18世紀の後半に天文学者ハーシェルが望遠鏡を覗くとぼやけた星があることを発見するがそれがどうしてぼやけて見えるのかは分からなかった。
 
全ての星達はこの銀河系という唯一の集団に属している。
しかし、今から99年前にヘンリエッタ・リーヴィットがぼんやりとしか見えない星の距離を測定した。その結果は驚くべき結果だった。
そのぼんやりとした星は銀河系という唯一の集団には属さないと考えるしかないほど遠くに存在した。そしてハッブルが1920年にそれを確実なものにした。こうしてぶんやりと見えていたのはこの銀河系と同じようなおそろしく巨大な別の銀河だと分かった。
 
しかし、、、その巨大な銀河も砂粒のように見えるほど巨大な宇宙から眺めるとまるで銀河のように集まって見える。今ではそれは銀河団と呼ばれているがそれはさらに巨大な宇宙から眺めると一つの模様のようにつらなり、、、銀河団と呼ばれるさらに巨大な構造を形作っている。
この宇宙の大規模構造は泡構造と呼ばれる。 
 
やはりデカイ。